CASIO MX-10/15/101用拡張ボード RD-10 (2022年8月24日現在)

CASIO MX-10/15/101用の CASIO純正拡張ボード KB-10 は、すでにレアアイテムでなかなか手に入りません。
そこで、海外のRETRO-DEPOTさんが、独自に拡張ボードを開発されました。
開発物は、github RD-10-Docking-Stationにて公開されています。
基板のガーバデータも置いてあるので、そこから製造することが可能です。

私は未だに基板製造メーカーへ依頼したことが無かったので躊躇していたのですが、スターニャンさん@Twitter
が、ご自身のために製造した基板の余剰分を譲ってくれました。
(※もう余剰基板はないので、くれぐれも問い合わせたりしないように!!)

ということで、githubの部品表などを頼りに組み立て始めたのでした。


部品を取り付けたところ。


GAL22V10 に TL866IIplus でロジックデータを書き込み。


GALも取り付けて完成。

【組み立てにおける注意点】
2022年8月25日現在の RD-10 は、部品表の U7 に 74F245N と書かれていますが、これは取り付けません。
代わりに、560Ωの抵抗器を 8個取り付けます。
データバスの 8bit 信号ですが、74F245N で Read と Write, 未使用 の場合で信号の方向を選択して、
Read の場合だけ本体へデータを出し、それ以外の時は遮断する目的のモノですが、この「方向信号」が期待より遅いらしく
切替が間に合わずにうまく動かないそうです (これは、後日波形で確認する予定です)。
代わりに、バス競合によってショートしてしまうのを防ぐための抵抗を入れて対処しています。
手元に 560Ω が無かったので、代わりに 510Ωを取り付けました。問題なく動作しているようです。


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