MegaFlashROM SCC+ SD (MSXCartridgeShop販売版) の使い方に関する備忘録


■はじめに
 私は、海外の MSXCartridgeShop にて購入しました。
 支払いは PayPal を利用でき、日本への発送も対応してくれます。
 
 [外部リンク] MSX Cartridge Shop
 
 いくつか種類がありますが、私は microSDカードスロット1つ、512KB RAM付きを選択しました。
 先に購入した SD Mapper MegaRAM 512KB の方で、SDカードスロットが2つあってもほとんど使わないことを確認済みだったのと、
 カードスロットを使わない状態で放置すると埃が入るので、余計なスロットは付いていない方が良いと判断しました。

 ※私自身は、MSX Cartridge Shop や、このカートリッジ作成者とは無関係ですので、ここに記載の内容を MSX Cartridge Shop等に問い合わせるのはおやめください。
 ※また、ここに記載の内容がすべての同カートリッジに適用できる保証は出来ません。


■動作環境

私のところでは、下記で動作することを確認しています。
 Panasonic FS-A1GT (MSXturboR)
 Casio MX-101 (MSX1)
 DE0CV + DEOCM に OCM改 を書き込んだもの (MSX1互換, MSX2互換, MSX2+互換)

MSX1で RAM16KB の MX-101 と、I/O信号レベルが 3.3V の DEOCM でも動作するので、おそらく MSX実機なら大抵動作するのでは無いかと思います。
カートリッジ内部で4スロットに拡張しているので、基本スロットに装着する必要があります。

■SDカードの準備
 カートリッジ上部には SDカードスロットが1つ付いています。
 ここには、microSDカードを装着して利用します。
 SDHCカードは使えると思います(未確認)が、SDXCカードは使えないと思います(未確認)。
 カートリッジ内蔵の FlashROM に記録された ROMdisk が A:, microSDカードは B: になります。
 ROMdisk の方に nextor.sys などがあらかじめインストールされているので、SDカードが無くても、装着して電源ONするだけで
 NextorDOS のコマンドプロンプトまで到達します。
 MSX2以降であれば MultiMente が立ち上がるところまで行きます。
 (MultiMente が MSX2以降用のため、MSX1 ではエラーで抜けてきます)

 FAT12フォーマットか FAT16フォーマットにしか対応していません。FAT32やExFATでフォーマットされている場合は、FAT12/FAT16 でフォーマット
 し直す必要があります。FAT12は最大32MBしか扱えませんので、よく分からなければ FAT16 でフォーマットしてください。
 SDカードをフォーマットする場合は、WindowsPCからフォーマットする場合、OS標準のフォーマット機能ではなく、Panasonicが提供している
 SDカードフォーマッタを使う方がいいです。
 
 [外部へリンク] Panasonic SDカードフォーマッタ
 
 FAT16は、クラスタサイズなどいくつか選べる構造になっていますが、MSX側が対応できるクラスタサイズが限定されていたりするので
 割と自由にクラスタサイズを決めてしまう Windows標準のフォーマット機能は避けた方が良いです。
 
 FAT16は最大4GBしか扱えませんので、4GBを越える SDHCカードの場合は、パーティションを分ける必要があります。
 パーティション分けは、MSXでやる方が簡単です。
 SD1スロットに、パーティション分けしたいSDHCカードを挿入して、MSX-BASICから CALL FDISK とタイプして [RETURN] を押してください。
 これでパーティション分けできます(未確認)。

■MSX-DOS2互換 NEXTOR-DOS
 このカートリッジには、MSX-DOS2互換の NEXTOR-DOS が書き込まれています。
 また、動作に必要な 512KB のメモリマッパー対応メモリも搭載しています。
 メモリマッパーの管理も NEXTOR がやりますので、MSX1 である MX-101 でも問題なく使えます。
 MSX-DOS2互換なので、当然ディレクトリを扱うことも出来ます。

 NEXTORは、下記の場所で公開されているフリーソフトです。

 [外部へリンク] Konamiman's MSX page

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